課題

  • 大手企業を相手に小型部品を製造・販売する中小企業を経営している。業務をシステム化したいが、どこから手を付けてよいかわからない。
  • 経済的・時間的コストの問題で財務会計部門しかシステム化できておらず、業務部門では伝票による手作業での処理が多く残っている。そのため、会社全体が効率的になったとは言い難い。
  • Excelで作成した商品台帳を本社・支社で個別にメンテナンスしており、作業漏れや登録・削除ミス、商品情報の更新し忘れが起きている。
  • 食品製造メーカーを経営しており、商品のロット管理を細分化・徹底したい。現状では問題が発生したときの対応が遅くなるリスクがある。

概要

商品台帳をデータベース化することにより、運用・管理を容易にし、信頼性が向上します。
生産計画システム、トレーサビリティ管理のためにも、まずは、商品台帳管理をシステム化しましょう。
紙ベースまたは個々のパソコン上のファイルとして保存していた商品台帳情報を、IBM i(AS/400)上にデータベース化することにより、 情報の一元管理が実現します。常に最新の情報が即時取得可能であり、データに対する信頼性は格段に向上します。

特徴

製造業に求められるトレーサビリティ管理に対応するためにも、信頼性のある台帳管理は必須です。
データベース化に伴い、配合・商品規格情報の登録/修正/削除だけでなく、製造業にとって頻繁に起こりうる改定/廃止/復活に対応し、 同一コードでの世代管理を行うことにより、旧情報の参照や比較も容易に実現します。

操作の容易性と効率化

Webブラウザでのデータ投入や帳票出力を実現することにより、IBM i(AS/400)アクセスのためのエミュレータなどを必要とせず、 容易な操作性を実現しています。
必要な情報を即時に取得可能であり、情報の検索も容易です。
社内で取り扱う配合書・商品規格書の他、同一のデータベースの情報を元に、取引先向けの外部商品規格書、営業資料となる商品カルテも簡単に出力可能です。
また外部商品企画書に関しては、いつ、どこに、何の情報を提出したかなどの履歴管理も行っています。
情報の照会はブラウザからIBM i(AS/400)データベースにアクセス要求し、ブラウザよりExcel形式でダウンロードします。
Excelは帳票として印刷出力、ファイルへの保存も可能で、情報の二次流用も可能です。

将来性

将来的な基幹システムとの連携を目論み、IBM i(AS/400)上にデータベースを構築しています。
既存の受注システムと連携を計ることにより、スピーディに信頼性のある生産計画やそれに伴う仕入計画、生産後の配送計画などの立案・構築を視野に入れています。製造業務に応じたデータベースの構築からレポートの設計まで、ぜひご相談ください。